【誰にでも才能はある】才能開花に必要な保護者の関わり方とは

こんにちは。

今回は保護者の方向けに記事を書かせていただきます。

1 全ての能力は練習によって開花する

才能を開花させる(その道のエキスパートになる)のに必要なのは適切な学習の方向性と適切な練習量と適切な支援、つまり「環境」です。

これまでの才能研究によって、ある人がその道のエキスパートになるには洗練された練習を1万時間行う必要があることがわかっています。

これを「1万時間の法則」と言います。

2 1万時間を達成するために

では1万時間は達成するのにはどれくらいの日数が必要だと思いますか。

1日も欠かさずに3時間連練習を行ったとして、1週間(7日)で21時間、1ヶ月(30日)で90時間、1年(365日)で1095時間です。

これを10000時間に達するまで行うとすれば10000÷1095=9.13年となり休養等を考えれば約10年という計算になります。

つまり、人が何かの領域でエキスパートになるには10年という長い年月が必要になるのです。

3 テキトーな練習で才能は開花するか

ではここで質問ですが野球のエキスパートになりたいので素振りを毎日3時間やり続ければ本当にうまくなるのでしょうか。

そんなことはありません!

1万時間の法則は「洗練された練習」を行うことが大前提となっています。

この「洗練された練習」はdeliberate practice(Ericssonら, 1993)と呼ばれ、「パフォーマンスを向上させることのみを意図して行われる高度に洗練された練習活動」と定義されています。

エキスパートになるためにはこのdeliberate practiceを1万時蓄積する必要があるのです。

現在のエキスパートはこのdeliberate practiceの理論からいえば、毎日血のにじむような努力をして才能を開花させていることになります。

実際ある一流のスポーツ選手も朝起きたらまず自分のフォームを確認してから顔を洗い、ご飯も試合に向けてカロリーを計算し、毎日練習を3時間以上行っています。

それを考えるとエキスパートをみて「何もしなくても勝てる」「生まれ持った才能がある」と一言で片づけてしまうのは失礼な気さえ起きてきます。

以上のことから才能は選ばれた人間のみが持っているのではなく、誰にでも開花させることができるものであるとわかってきます。

ただ、この才能は「洗練された練習(deliberate practice)」が10年にわたり行われた場合です。

つまりこれは才能開花に必要な「練習量」なります。

4 まとめ

今回は論文の基本についてお話しました。

これまでのお話をまとめます。

  1. 人の才能は生まれつきではなく日々の練習によって開花する。
  2. 才能を開花させるためには1万時間の練習が必要である。
  3. 1万時間の練習洗練されたものでなくてはならない(deliberate practice)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

たっくん 先生

1985年8月27日。A型。石巻市出身。東北大学大学院教育情報学科教育部博士課程後期終了。教員免許(小・中・高)の取得後、小学校・高校・大学で非常勤講師を勤める傍ら学習塾講師も経験。自身の専門である教育心理学を駆使して生徒の学習習慣の定着、成績アップに導く。好きな食べ物はお母さん特性のきんぴらごぼう。