【未知の世界を知ろう】研究者の仕事とは?論文編

みなさんこんにちは。たっくん先生です。

研究者と聞いて皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。

今回は研究者としてやるべき仕事の一つの今回は【学術論文の基本】についてお話します

1.論文を書く意味を考える

論文を書くということは「自身の研究の学術的な価値を世間に発表すること」にあります。

論文を作成するにあたりまずは研究をしなくてはいけません。

学術的な研究とは以下の3点を備えている必要があります。

  • 今までにない全く新しい観点でその問題に取り組めているか

 

  • その問題を解決することでみんながハッピーになれるか

 

  • 次の問題解決に向けての発展的な糸口になっているか

以上の3点を備えていることで学術的な価値が認められて論文も採択に向かうのです。

それでは、各要点をそれぞれ解説していきましょう!

1.1 今までにない全く新しい観点でその問題に取り組んでいるか

研究とは全く新しい問題に取り組んでいくんでいる必要があります。

これを研究の世界では「新規性」と表現します。

研究の世界ではいまだに解決できていない問題への「知識」や「経験」を求めています。

この新規性を追求しないがためにせっかく作成した論文が「新規性がない」という理由でリジェクト(採択不可)になることも少なくありません。

加えて、この「新規性がない」という言葉の裏には「大昔に解決済みの問題を研究しているなんてなんてつまらな研究でしょう」くらいの意味が含まれていること確認してください。

1.2 その問題を解決することでみんながハッピーになれるか

基本的に研究とは世の中のために行うものであり、自己満足ではいけません。

ですから研究テーマの選定も重要です。

例えば研究テーマが「俺のお母さんの誕生日プレゼントに関する研究」となると研究する側からしてみればお母さんを喜ばしたいという目的はありますが、ほかの人からすると「知らんがな」と思われる研究になりますね。

これが少し考え方を変えて、「40代~50代の女性に人気の誕生日プレゼントとは?」のようにテーマを設定すればほかの人にとってもとても興味深い研究になるのです。

そのような研究ができれば学術的な価値も出てきて、発表する価値も出てきます。

大事なのは取り組んでいる問題が「みんなのために」であるかどうかです。

1.3 次の問題解決に向けての発展的な糸口になっているか

研究とは新規性を問われながら、次の研究への発展させられる可能性を秘めていなくてはいけません。

ですから研究テーマについては「今までやられたことがない研究だから」という理由は新規性に富んだ研究とは言えないのです。

例えば、急に「ここに木を植えてください」と言われてあなたは無条件で木を植えるでしょうか?

理由もなくいきなり木を植えるなんて面倒だし疲れるし嫌だと思います。

だったら理由があれば絶対木を植えるでしょうか?

例えば木を植える理由が以下の理由だったらどうでしょう?

この場所に木がないから

おそらくこの理由を聞いて木を植えたくなる人はいないでしょう。

それでは以下の理由だったらいかがでしょう。

ここに木を植えることでお大金がもらえます

金額にもよりますが木を植えて大金がもらえるなら少し苦労してでも木を植えるはずです。

研究とは新しい問題に取り組むことはもちろんですが、その研究を行う明確な理由と動機付けも必要なのです。

2 論文の種類を把握する

研究論文にはいくつか種類があります。

まずは大まかにどのような論文の種類があるのか下記に示します。

種類 内容 査読の有無 難易度
原著論文 研究成果の報告 あり
総説論文 これまでの研究成果のまとめ あり
事例研究 これからやる研究の糸口 あり ふつう
紀要・研究報告 現状の報告  なし

原著論文はまさに「論文」です。

対象としてはどこかの学術雑誌(学会誌)に採択されることを指しますが、その学会の審査員に研究成果として認められるということです。

研究活動を行う上でこの原著論文が採択されるということは研究を行う人にとって至極の喜びとなるのです。

次に総説論文ですが、これは今までのその分野の研究をまとめて今後の研究の展望を書いたものです。

自身の長年の研究の蓄積とこれまでの研究の分析力も問われるため、発表するとなると時間も労力もかかります。

ある程度研究を行ってきた人ならだれもが憧れる論文となります。

事例研究は、原著論文とまではいかないまでも、研究方法の確立や新たな知見の確保のために一時的に研究発表をするものです。

原著論文や総説論文と比べると分量も少なく査読人数も少なめなので比較的通りやすい論文です。

紀要論文や研究報告は基本的に所属している大学や研究会に提出するものです。

原著論文や事例研究のように第三者の審査があるわけではなく大学内部の審査によるものなので審査はあってないようなものです。

言うなればイチゴショート並にあまあまです。

こちらに関しては研究活動というよりも大学への報告書みたいなものなので研究の実績としては弱いです。

実際、大学の先生でも実績の欄に自慢げに紀要や報告書も実績に入れている方もいらっしゃるので困ったものです。

3 まとめ

今回は論文の基本についてお話しました。

これまでのお話をまとめます。

  1. 論文を発表することは世間に自分の研究の素晴らしさを知らせることになる。
  2. 研究は自己満ではなく「誰かのために」行うことが絶対である。
  3. 研究を行うには明確な目標が必要である。
  4. 論文の投稿の種類を把握して適切な発表の方式を選択する必要がある

以上ですいろいろ書かせていただきましたが、研究活動や論文執筆に最終的に必要になるのは「ときめき」です。

自身の行っている研究に自信とときめきを持てるように一緒に学んでいきましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

たっくん 先生

1985年8月27日。A型。石巻市出身。東北大学大学院教育情報学科教育部博士課程後期終了。教員免許(小・中・高)の取得後、小学校・高校・大学で非常勤講師を勤める傍ら学習塾講師も経験。自身の専門である教育心理学を駆使して生徒の学習習慣の定着、成績アップに導く。好きな食べ物はお母さん特性のきんぴらごぼう。