【恋をして何も手につかないあなたへ】脳内ホルモンから学ぶ恋の魔力について

こんにちは。

受験を控えた生徒からこんな相談を受けました。

【質問】
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現在好きな人がいて毎日その人のことしか考えられません。

心臓もドキドキしていてもたってもいられなくなります。

勉強をしなければと思えば思うほど勉強が手につかなくなって焦りが増すばかりです。

恋愛をすると周りが何も見えなくなって相手の事しか考えられなくなってしまいます。

自分の将来に向けて勉強しなければいけないこの時期に余計なことを考えてしまう自分が嫌になります。

好きな人を忘れられて勉強に手中できる方法を教えてください。
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なるほど。好きな人ができて興奮しちゃって勉強もできないわけね。

勉強するための解決方法を模索するよりも先に恋をするときの精神状態を理解する必要があるわね。

そもそも誰かを好きになると恋のスイッチが入って脳内にあるホルモンが溢れちゃうわけ。

このホルモンは「フェニルエチルアミン(PEA)」というホルモンで恋愛ホルモンと言われているの。

人が恋愛状態にある時、このPEAが分泌されることで高揚感(トキメキやドキドキ)が感じられとても心地の良いものなの。

じゃあ、このPEAは脳内ホルモンとして私たちの思考や選択にどれほどの影響を与えると思う?。

このPEAが分泌されている脳の状態は「アンフェタミン」を投与した状態と非常に似ているの。

しかもこのアンフェタミンという物質は麻薬・覚せい剤の一種であり日常の生活ではほとんど関わることがないわけ。

勘の良い人ならもうおわかりでしょ?

つまり

人を好きになる

PEA出る

PEAとアンフェタミンの効果が似ている

アンフェタミンは麻薬の一種

恋愛状態と麻薬を吸った状態は似ている

という構図が成り立つわけ。

だから恋愛しているときに何も考えられなくなったり、

気持ちと正反対のことを言ってしまったり、

ドキドキしてしまうのは仕方のないことなのよ。

だって恋をしているときは冷静な思考や判断ができないんだもん。

だからこの世の中で「やめられない止まらない」ものは

「麻薬」と「恋愛」と「かっぱえびせん」しかないの。

これを大学の講義でいったら大爆笑だったわ。

だから、恋をしている時は何もできない自分に対して否定するんじゃなくて、「普段の生活では味わえないトキメキなんだ!」と自信をもって過ごしてみたらどうかしら?

ここまでが恋のメカニズムについてのお話。

だからと言って受験勉強に集中できなくなってしまうのは良くないわ。

人間は忘れようとすればするほど意識にその対象を思い浮かべる傾向にあるの。

だから好きな人のことは考えても仕方ないから、

受験勉強のことは絶対考えないように意識するの。

英単語は絶対覚えないぞ

古文単語は絶対覚えないぞ

化学は知らないぞ

物理はどちらさまですか

現代文って何語ですか

ほらほらだんだんちょっとしてみようかなと思ってきたでしょ?

大事なのは自分を「どうやって勉強をする方向に持っていくか」よ。

恋愛も勉強も欲張らないとね。

一説によるとこのPEAは2~3年で分泌がおさまるようです。
「3年目の浮気(昔の歌でありましたね)」という説もあながちウソでもなさそうです(笑)。

参考文献:
Bartels A, Zeki S.(2000)The neural basis of romantic love.Neuroreport. No27 ; 11(17) : 3829-34.
金政祐司,相馬敏彦,谷口淳一(2010)史上最強よくわかる恋愛心理学.ナツメ社.

 

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ABOUTこの記事をかいた人

たっくん 先生

1985年8月27日。A型。石巻市出身。東北大学大学院教育情報学科教育部博士課程後期終了。教員免許(小・中・高)の取得後、小学校・高校・大学で非常勤講師を勤める傍ら学習塾講師も経験。自身の専門である教育心理学を駆使して生徒の学習習慣の定着、成績アップに導く。好きな食べ物はお母さん特性のきんぴらごぼう。