国語は楽しい!読書嫌いな子に送るおすすめ青春小説5選!

櫻學舎の高橋です。

みなさん、国語は好きですか?

私は高校の頃、国語は一番好きな教科でした。

特に国語の教科書を読むのが好きでした。

国語嫌いの人からすると「え!?」と思われるかもしれませんが、それにはきっかけがあります。

高校一年生の頃、何気なく教科書を開いていたら、一つの小説が載っていました。

その文章を読んでいると、知らず知らず引き込まれていきました。

途中で「はっ」として気が付いたらその小説の作者名を探していました。

その作者名は

「村上春樹」

おそらく知らない人はほとんどいないかと思われるほど、日本を代表する作家ですね。

その時に彼のなんという小説を読んだのかは忘れてしまいましたが、とにかく彼の文体のかっこよさにものすごく引き込まれたことを覚えています。

私は特に小説が好きというわけではないのですが、それから少しずつ本を読むようになっていきました。

よく「国語力を伸ばすためには本を読むこと」と言われますが、本を読まない人にとっては苦痛だと思います。

もともと私自身も本を読まなかったので、その気持ちはすごく分かります。

今日は、そんな本を読まない人たちでも楽しめるような、私がおすすめする「青春」小説をお送りします。

それでは、いきますよっ!!

吉野北高校図書委員会

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主要登場人物は5人

川本かずら
図書委員会副委員長。しっかりものでさばさばした性格。大地とは趣向や思考が合うことから誰よりも信頼を置いているが、あゆみと付き合いだしたことで寂しさを感じている。

武市大地
かずらの親友。特別進学クラスに所属する成績上位者で、図書委員会の副委員長とハンドボール部の部長を兼任している。

岸本一
図書委員長。温厚な性格で、みんなから頼られる存在。

藤枝高広
かずらの友人だが、喧嘩ばかりしている。とある事情で一時期不登校になるも、2年生から図書委員会に所属することになる。かずらのことが好き。

上森あゆみ
大地の恋人。かずら達の1学年下で女の子らしくかわいらしい性格。

 

この本を一言で表現すると、「ほんわか」、「甘酸っぱい」、「切ない」、「懐かしい」。

まさにザ・青春小説です。

章ごとに主人公が入れ替わり、それぞれの視点から物語は進んでいくのですが、青春小説ならではのほんわりした雰囲気、そして切ない恋愛模様が描かれています。

この本を読んだきっかけは、たしか本屋大賞でおすすめされていて、「このくらいの小説だったら読めるかな」と思い手に取った記憶があります。

本や活字が苦手な人でも楽しめる、入門編にはちょうどいい作品だと思います。

一瞬の風になれ

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主要登場人物は4人

神谷新二
主人公。短距離選手。中学までは天才と評される兄の神谷健二に憧れサッカーに勤しむ毎日だったが、努力だけではどうしようもない壁を感じ、サッカーを辞めてしまう。その後高校で同じクラスの根岸に陸上部に誘われ、親友の一之瀬連と共に陸上部に所属する。タフさが売りで「ターミネーター」と呼ばれる。目立ちたがり屋で途中で髪を黄色に染める。

一之瀬連
新二の親友。短距離選手。春の大高校1の俊足で運動神経抜群だが、気分にむらがあり途中で失踪してしまうこともしばしば。そのたびに新二と根岸に呼び戻される。自分勝手で子供っぽい。お菓子とSFが好き。

根岸康行
新二と連を陸上部人誘った、2人の友人。長距離選手。

桃内公太
新二達の1学年下。ムードメーカーであり、筋トレが大好き。

一言でいうと「スポ根」小説です。

テーマは「陸上」です。

物語は、主人公の神谷新二が、中学校のサッカー部をやめるというところから始まります。

兄はプロ契約も決まっている神谷健二で、新二は兄に憧れてサッカーをするも努力だけではどうしようもない壁にぶつかり、高校はサッカー部がない学校に進学します。

特になんの部活に入るかも決めていませんでしたが、陸上部に入るきっかけは同級生の根岸の勧誘、そして気まぐれだけど俊足で中学時代名を馳せた一之瀬連の存在でした。

スポ根系ではスポーツ初心者である主人公が大きな大会の出場、もしくは全国大会制覇など、ある程度の大きな目標があり、そしてその主人公には初心者ながらもある特殊な才能があり(例えば瞬発力、ジャンプ力等)その才能が開花されていくというのが王道ストーリーですが、この小説の主人公である神谷新二には特別な才能はなく、あえて言うなら「努力」する才能だけはあった、という物語です。

ストーリー中にも彼は他の選手が次々と脱落していく過酷な練習にも最後まで残り、周囲から「ターミネーター」と呼ばれている場面があります。

ですが、主人公の神谷新二が「努力の神谷」であれば、親友の一之瀬連は「天才一之瀬」。

連はとにかく練習嫌いで、途中で失踪したりしても俊足は健在。

その新二と連との葛藤や、あらたなライバルの存在で新二がどのように成長していくのかを描いた物語です。

個人的にはスポ根系は好きなので、全3巻ありますがすべてそろえて読み切った初めての作品でした。

武士道シックスティーン

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主要登場人物は2人

西荻 早苗
高校一年生。剣道歴は3年。もともと日本舞踊をしていた経験もあり、特殊な足さばきが得意。温厚な性格でマイペース。市民大会で全中準優勝の磯山香織に勝利するも、本人は特に勝ちにこだわりはなく、剣道を純粋に楽しめればいいという考え。

磯山 香織
高校一年生。全中で準優勝の経歴を持つ剣道エリート。とにかく剣道のことしか考えていない。勝気な性格で勝利至上主義。中学最後に軽い気持ちで参加した横浜市民大会で全く無名の早苗に負けてしまう。

こちらも剣道を題材にした「スポ根」小説ですが、この小説は女子剣道というテーマで物語を書いています。

物語の最初の舞台は、横浜市で開かれたとある市民大会。

そこに昨年全中で準優勝した磯山香織が出場し、当然本人もこんな小さな大会で負けるなどとは到底考えていなかったが、そこで相対した無名の選手に一本負けをしてしまう。

その選手こそがその後のライバルであり、無二の親友にもなる西荻早苗だった。

自分がなぜ負けたのか、その理由を解明すべく早苗と同じ高校に進学し早苗に勝負を挑むも、早苗自身はそんなことはとうに忘れてしまっている。

そんな早苗と香織が共に切磋琢磨しながら成長していく剣道物語です。

この小説の特筆すべきは、著者である誉田哲也氏のこれまでの著書はホラーやミステリー作品がほとんどで、武士道シックスティーンが出版された当時はどんな作品になっているのかと大勢の人が注目していましたが、蓋を開けてみると内容は王道の青春小説で、老若男女問わず受け入れられるものになっていました。

スポ根小説は普通男子高校生が主人公という先入観が私にはありましたが、「女子剣道」がテーマというのも個人的には斬新でした。

夜のピクニック

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西脇融
テニス部。同級生の甲田貴子とは異母兄妹。

甲田貴子
同級生の西脇融とは異母兄妹。母はシングルマザー。

戸田忍
融の親友。水泳部。以前に内堀亮子と付き合っていた。はっきりと言及はされていないものの、貴子のことがすき。

遊佐美和子
貴子の親友で和菓子屋の娘。北高男子の憧れの的。

榊杏奈
貴子と美和子の親友で帰国子女。2人には好きな人のことを打ち明けないまま、高校3年生になる春に再びアメリカへ行ってしまう。

後藤梨香
融と貴子のクラスメイト。

梶谷千秋
融と貴子のクラスメイト。国立大文系を目指すクラスに所属している。原作では戸田忍に対して密かに好きという感情を抱いている。

榊順弥
杏奈の弟。アメリカに住んでいるが、わざわざ日本までやって来て歩行祭に飛び入りで参加する。実は去年も来ていた。

高見光一郎
融と貴子のクラスメイトでロックをこよなく愛する。昼間は死んだように静かなので「ゾンビ」とあだ名される。

内堀亮子
美和子のクラスメイトで、戸田忍の元カノ。校内で付き合った男子は数知れず。融のことを狙っているらしい。超打算的女と忍に言われている。

 

こちらは今まで上げた青春小説とはちょっと違った、少し複雑な関係の人物模様を描いた作品です。

著者は恩田陸。

恩田陸の作品らしく、少しミステリアスな情景描写ですが、個人的に好きな作品です。

物語は全校生徒が24時間かけて80kmを歩くという歩行祭が舞台。

その中で3年生の甲田孝子は西脇融に声をかけるという賭けをする。

しかし、それは恋愛感情ではなかったが、それを周囲が誤解してあらぬ方向に進んでいく。

この作品はだいぶ前に読んだものなので、詳細なストーリーは忘れていませんが、今でももう一度読んでみたいと思わせてくれる作品です。

 

TSUGUMI

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主要登場人物は2人

白河まりあ
主人公。つぐみの一歳上の従妹。大学生。おおらかな性格。幼少のころからつぐみと過ごし、悪戯の被害をよく受けているも仲は良く、つぐみのことはよく理解している。母親と共につぐみの家である山本屋旅館に住んでいたが、母親の再婚をきっかけに東京に上京する。

山本つぐみ
まりあの従妹。生まれつき病弱で甘やかされて育ったため、わがままで口が悪い。一方で読書家で知識の幅広さや、賢さを見せる一面もある。外面はよく容姿端麗なため、地元では一番の美人と言われている。

 

最後にご紹介するのがこの「TSUGUMI」です。

物語の舞台はとある島。

病弱なつぐみと、夏に帰省してきたまりあとのストーリーが綴られています。

つぐみはとにかく粗野でらんぼう、いじわるでわがまま。

いつも被害をうけるのはつぐみの家族とまりあでした。

そのつぐみの傍若無人さに、つぐみの父親は彼女に必要以上に干渉しないという有様。

そんなつぐみとまりあの子供の頃の回想やひと夏の思い出、そしてつぐみのちょっとした恋を描いた作品です。

この小説は僕がこれまでよんだ本の中で特におすすめする本です。

出会ったのは高校時代ですが、その後何回も読み返し、一度島でこんな暮らしをしてみたいといつも思っていました。

先にご紹介した小説とはテイストが違いますが、夏に読みたい1冊です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

国語嫌いをなおすためには小説を読むことと言われますが、今回は私がおすすめする青春小説をご紹介しました。

これを機会に国語を好きになってもらえれば幸いです。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

高橋 凌峰

1986年12月1日生まれ。現在29歳。東北学院大学言語文化学科卒業。高校在籍時にNZ留学の経験もあるので英語が得意。海外がとにかく大好き。今まで言った国は7か国。現在は櫻學舎のメディア担当として活動。