食べることは生きること「食べることと理科の関係」

普段、保護者の方が用意してくれるご飯を、ただ何となく口に運んではいませんか。

時には、美味しくないだの、今日はアレが食べたかっただの、甘えたい放題かもしれません。そんな皆さんは、自分で料理をしたことがありますか?

皆さんの身体は、足の先から髪の毛の先まで、皆さんが口にしたものでできています。

大人になったら、誰しも自分の食べるものは自分で用意しなければなりません。

だからぜひ、普段から食べることに関心を持って、そしてそれを勉強に活かしてもらえたら最高です。

【1】ホットケーキはなんでふっかふか?

みんな大好き!ホットケーキは、なぜふかふかに膨らむか知っていますか?

膨らませる方法はいくつかありますが、その中のひとつに「ベーキングパウダー」という材料があります。

ベーキングパウダーの主な原料は「重曹」と「酸性剤(リン酸ナトリウムなど)」という物質です。

ベーキングパウダーを加熱すると、重曹が反応し分解されます。

分解された重曹は、「炭酸ナトリウム」「炭酸ガス」「水」を生成し、その中の「炭酸ガス」によってケーキなどがふっかふかに膨らむのです。

 

化学式にすると

2NaHCO3→Na2CO3(炭酸ナトリウム)+CO2(二酸化炭素)+H2O

となります。

普段何気なく口にしているホットケーキや蒸しパンも、化学のたまものですね。

【2】酸っぱい!梅干しはただ酸っぱいだけじゃありません!

おにぎりの定番、梅干しには「クエン酸(C6H8O7)」という物質が含まれています。

クエン酸には、驚くほどたくさんの働きがあるのです。

例えば、クエン酸はアルカリ性で、疲労の原因となる「乳酸」の生成を抑制したり、分解したりする作用があります。他には、食中毒を予防する働きや、様々な病気を予防する機能があります。

夏の暑い時期に、食中毒の予防や夏バテの疲れをとるために、すっぱい梅干しのおにぎり・・・、そう、それもとっても理にかなっていることなんですね。

【3】An apple a day keeps the doctor away.

「1日1個のりんごは医者知らず」という言葉を知っていますか。ヨーロッパで昔から伝わることわざのひとつです。

このことわざにも、根拠があることがわかっています。

りんごには、「ペクチン」という物質が含まれています。これは食物繊維のひとつですが、皆さんの腸の調子を整えてくれる作用があります。

風邪をひいてお腹の調子が悪いとき、どうもお腹がすっきりしないとき、皆さんが食べるりんごのすりおろしには、ちゃんと意味があったのですね。

他にも、ペクチンには炎症を抑えたり、粘膜(鼻やのどなど)を保護したりする作用もあるので、風邪の予防にもばっちりです。

【最後に】

皆さんが、常日頃から口にしている食べ物にはたくさんの理科が詰まっています。

何か身体の不調があったときに、どんな食事が身体に良いのか、調べてみても良いですね。

そして、身近な人が疲れていたりお腹の調子が悪かったりしたときは、そっとりんごや梅干しおにぎりを差し出せると素晴らしいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

高橋 凌峰

1986年12月1日生まれ。現在29歳。東北学院大学言語文化学科卒業。高校在籍時にNZ留学の経験もあるので英語が得意。海外がとにかく大好き。今まで言った国は7か国。現在は櫻學舎のメディア担当として活動。